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神棚に飾る、榊(さかき)って、どんな木?

神社にお参りすると、緑が多く、澄んだ空気を感じることがありませんか?

それは、サカキの影響かもしれません。

日本最古の歴史書の古事記(こじき)にも、登場する、古くから、神事に用いられている樹木、

それが、榊です。

もちろん、今でも榊は、神事の際には、神さまに捧げれれる植物です。その影響か、神社にはサカキの木が多く植えられています。



神社の榊


榊は、常緑樹(じょうりょくじゅ)と言われる木で、葉が一年中、美しい緑色を保っている樹木なのです。

高さ20m以上になる高木(こうぼく)より低い、小高木とされていますが、それでも20m以下の木ですから、高いですよね。

この一年中、美しい緑が、フサフサと生い茂り、自然の風と光をと通った葉が高い位置から、

榊の葉は楕円形で、ツヤとしていて、少し厚みがあり、ハリがあります。色はどちらかというと濃い緑色です。

ただ、5月~6月ごろの新芽は、ツヤも厚みもあまりなく、濃い緑になる前の淡い色素の、ベージュがかった色で、とてもやわらかい葉です。

榊の葉は常緑樹(じょうりょくじゅ)のツバキの葉と、濃い緑色であることや、厚みと光沢のある質感は似ていますが、

サカキの葉のまわりは、つるりとしており、ギザギザがありませんが、ツバキの葉のまわりは、細かいギザギザがあります。

椿に花がない季節は、同じ常緑樹で葉がとてもサカキと似ているので、、一見すると、さかきとつばきの見分けがつかなかもしれません。

そんな時は、葉の周りにあるギザギザを手掛かりにするとわかりやすいです。



榊と椿の葉


多くの地域では、この榊を、神棚に飾るのですが、さかきが育ちにくい地域では、サカキに代わり、

同じ常緑木のツバキやサザンカを、サカキと呼び、神棚に飾る地域もあるあるそうです。

中でも、一番多いのが、、葉のふちにギザギザのある、「ひさかき」を飾る地域ではないでしょうか?

このヒサカキ、関西ではお仏壇にお供えする仏花や、お墓にお供えする墓花の、花の背面に使います。

呼び名も違い、「しゃしゃき」「しゃかき」「びしゃこ」「下草」「さかしば」などと言われています。

古事記以前に書かれた書物もあったそうなんですが、火災で焼けてしまったため、この古事記が日本で最も古い歴史書とされています。

呼び名も違い、「しゃしゃき」「しゃかき」「びしゃこ」「下草」「さかしば」などと言われています。

ヒサカキは、漢字では「非榊」と書き、「さかきではない」ということを表したり、榊の葉より小さい様子から、「姫榊」と書くこともあります。



ひさかきの葉


榊も一般的には、神棚に飾る葉ですが、地域によっては。仏壇に飾る場合もあるなど、神事・仏事にお供える葉は、地域や宗派によって、異なることが多くあります。

旅行に行った時に、その地域の花屋さんをのぞいてみると、自分の土地と違ったお供えの形が見られるかもしれません。

【お榊ドットコム_osakaki.com】でご用意している榊は、楕円形の葉で、葉のまわりにギザギザのないサカキと、同じタイプを榊としています。





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